この記事では、仕事に使えるSGP管(配管用炭素鋼鋼管 JIS G 3452)の規格・サイズ・重量(単位質量)一覧表、またサイズ表記の仕方・長さごとの重量算出方法をご紹介しております。
また、SGP管についての説明も載せていますのでご興味がある方はぜひ読んでみてください。
サイズ一覧表の上にある『検索欄』を活用してもらうと探しやすいので、ぜひ使ってみてください。
SGP管(丸パイプ/配管用炭素鋼鋼管)の見方、 サイズ・重量一覧
SGP管(配管用炭素鋼鋼管 )のサイズ・重量(単位質量)一覧表
*例)下記検索BOXに入力すると探しやすいです。
呼び方 A | 呼び方 B | 呼び方 通称 | 外径 D(㎜) | 内径 ⅾ(㎜) | 厚さ t(㎜) | 単位質量 W(kg/m) |
---|---|---|---|---|---|---|
6 | 1/8 | 1分(いつぶ) | 10.5 | 6.5 | 2.0 | 0.419 |
8 | 1/4 | 2分(にぶ) | 13.8 | 9.2 | 2.3 | 0.652 |
10 | 3/8 | 3分(さんぶ) | 17.3 | 12.7 | 2.3 | 0.652 |
15 | 1/2 | 4分(よんぶ) | 21.7 | 16.1 | 2.8 | 1.31 |
20 | 3/4 | 6分(ろくぶ) | 27.2 | 21.6 | 2.8 | 1.68 |
25 | 1 | インチ | 34.0 | 27.6 | 3.2 | 2.43 |
32 | 1 1/4 | インチ2分(インチにぶ) | 42.7 | 35.7 | 3.5 | 3.38 |
40 | 1 1/2 | インチ半分(インチはん) | 48.6 | 41.6 | 3.5 | 3.89 |
50 | 2 | 2インチ(にインチ) | 60.5 | 52.9 | 3.8 | 5.31 |
65 | 2 1/2 | 2インチ半(にインチはん) | 76.3 | 67.9 | 4.2 | 7.47 |
80 | 3 | 3インチ(さんインチ) | 89.1 | 80.7 | 4.2 | 8.79 |
90 | 3 1/2 | 3インチ半(さんインチはん) | 101.6 | 93.2 | 4.2 | 10.1 |
100 | 4 | 4インチ | 114.3 | 105.3 | 4.5 | 12.2 |
125 | 5 | 5インチ | 139.8 | 130.8 | 4.5 | 15.0 |
150 | 6 | 6インチ | 165.2 | 155.2 | 5.0 | 19.8 |
175 | 7 | 7インチ | 190.7 | 180.1 | 5.3 | 24.2 |
200 | 8 | 8インチ | 216.3 | 204.7 | 5.8 | 30.1 |
225 | 9 | 9インチ | 241.8 | 229.4 | 6.2 | 36.0 |
250 | 10 | 10インチ | 267.4 | 254.2 | 6.6 | 42.4 |
300 | 12 | 12インチ | 318.5 | 304.7 | 6.9 | 53.0 |
350 | 14 | 14インチ | 355.6 | 339.8 | 7.9 | 67.7 |
400 | 16 | 16インチ | 406.4 | 390.6 | 7.9 | 77.6 |
450 | 18 | 18インチ | 457.2 | 441.4 | 7.9 | 87.5 |
500 | 20 | 20インチ | 508.0 | 492.2 | 7.9 | 97.4 |
在庫管理システムを簡単に構築したい方はぜひこちらの記事を読んでみた下さい。
SGP管(丸パイプ/配管用炭素鋼鋼管)の見方、寸法表記(サイズの記載方法)
SGP管(配管用炭素鋼鋼管 )の見方
t = 厚さ
D= 外径
ⅾ= 内径
SGP管(配管用炭素鋼鋼管 )の寸法表記
SGP管(配管用炭素鋼鋼管 )は基本、呼称と長さで表します。
■サイズの記載方法
例えば・・・
A呼称 20A
L(長さ) 5500㎜
の場合は
と表記します。
重量の計算方法
SGP管(配管用炭素鋼鋼管 )のサイズ・長さごとの重量計算は、上記表の単位質量をもとに算出します。
例)SGP 20A × 5500の場合の重量の求め方
となります。
SGP管(丸パイプ配管用炭素鋼鋼管 )について
SGP管とは
SGP管は、「Steel Gas Pipe」の略で、日本工業規格(JIS G3452)に基づいたガス用鋼管です。耐腐食性に優れ、ガス管、水道管、空調用など幅広い用途に使用されているほか、施工のしやすさや耐久性が特徴です。
材質
鋼製であるSGP管は、耐久性が高く、屋外・屋内問わず利用されています。錆びにくく、強度が必要な配管に適しています。規格(JIS G3452)
SGP管はJIS規格に基づいて製造されており、品質が確保されています。この規格に基づき、各サイズや肉厚が厳密に定められているため、用途に応じて安心して使用できます。
SGP管の用途別の選び方
用途に合ったSGP管のサイズを選ぶ際は、以下のポイントを参考にしてください。
- サイズ
用途に応じて必要な流量に合わせたサイズ選定が重要です。例えば、一般住宅の給水には1インチ以下のサイズが多く使用されています。 - 肉厚の確認
耐久性が必要な場合や長期間使用する環境では、肉厚が厚いSGP管を選ぶと劣化を抑えられます。 - 規格適合品の選択
SGP管はJIS G3452に準拠しているため、認証を受けた製品を使用することで、品質や耐久性が確保されます。
SGP管と他の配管材質との比較
SGP管は鋼製で高い耐久性を持ちますが、他の配管材質との違いを知ることも大切です。
- ステンレス管との比較
ステンレス管はさらに高い耐食性を持ち、化学プラントなどでの使用が推奨されます。 - 塩ビ管との比較
塩ビ管は軽量で施工が容易ですが、耐熱性が低いため、温度の高い環境での使用は控えるべきです。
SGP管のメンテナンス方法
SGP管は耐久性が高い一方、長期間の使用で腐食が発生することがあります。定期的にメンテナンスを行うことで、長寿命化が期待できます。
- 防錆処理
塗装やコーティングで防錆対策を施すことで、外部環境による腐食を防ぎ、寿命を延ばします。
まとめ
SGP管は、その規格とサイズにより、幅広い用途で使用されています。配管選定の際は、用途と流量に合った適切なサイズを選ぶことが大切です。
また、JIS規格に準拠したSGP管を使用することで、長期的な信頼性と安全性が得られます。用途に合わせたサイズ選びと適切なメンテナンスを行うことで、SGP管を安心して使用できるでしょう。
コメント