
はじめに
「そろそろ生命保険を見直そうかな…」と考える方は、40代半ばから一気に増えてきます。特に45歳男性でお子さんがまだ学生という場合、教育費や生活費の保障をどう確保するかが大きな課題です。
さらに「掛け捨てではもったいない」「老後資金にも備えたい」というニーズも強まる時期です。本記事では、
- 45歳男性・既婚・子ども3人という家族構成を想定
- 月15,000円の保険料予算
- 掛け捨てではないプラン(解約返戻金あり・貯蓄型保険)
を条件に、最適な生命保険の選び方とおすすめ商品を詳しく解説します。
1. 45歳男性に生命保険が必要な理由
教育費がまだかかる時期
今回のケースでは、子どもが大学1年・高校2年・中学2年。まだ10年近くは教育費が必要です。大学まで進学すれば、子ども1人あたり最低でも1,000万円前後の教育費が見込まれます。
収入が止まったときのリスク
世帯主に万が一のことがあれば、残された家族は住宅費・生活費・学費をすべて背負うことになります。とくに子どもが学生の間は、大きな保障を確保しておくことが重要です。
健康リスクの増加
45歳になると健康診断で「メタボ」と言われる方も多く、生活習慣病のリスクが高まります。がんや心疾患、脳血管疾患などの病気に備えるためにも医療保障は必須です。
2. 必要な保障額の目安
一般的に、子どもが複数いる家庭では3,000万~4,000万円程度の死亡保障が必要とされます。
- 教育費合計:約1,500万~2,000万円
- 生活費(10年間):約1,500万~2,000万円
ただし、掛け捨てではない保険を選ぶ場合は、死亡保障額を少し抑えて「老後資金+最低限の保障」を確保するという考え方が現実的です。
3. 掛け捨てではない保険の種類
終身保険(貯蓄型)
一生涯の保障が続き、解約すれば返戻金が受け取れる保険。死亡時に必ず保険金が出るため、資産形成を兼ねたい人に人気です。
低解約返戻金型終身保険
払込期間中は解約返戻金が少ない代わりに、保険料が割安になるタイプ。教育費の時期が終わり、払込期間を過ぎれば解約返戻金が増えていきます。
養老保険
満期時に死亡保険金と同額の保険金が戻るタイプ。貯蓄性は高いですが、45歳からだと保険料が高くなる傾向があります。
4. 月15,000円で選べる保険プラン例
プランA:終身保険+医療保険
- 終身保険(死亡保障1,000万円、65歳払込):約12,000円
- 医療保険(入院5,000円・終身型):約3,000円
合計:約15,000円
➡ 老後資金と保障をバランスよく確保。
プランB:低解約返戻金型終身+収入保障保険
- 低解約返戻金型終身保険(死亡500万円、60歳払込):約10,000円
- 収入保障保険(毎月10万円 × 15年):約4,000円
合計:約14,000円
➡ 教育費リスクに備えつつ、将来の返戻金も期待できる。
プランC:終身保険+がん保険
- 終身保険(死亡800万円、60歳払込):約10,000円
- がん保険(診断給付100万円):約4,000円
合計:約14,000円
➡ がんリスクが気になる方におすすめ。
5. 具体的な保険会社と商品例
かんぽ生命 『終身保険 新ながいきくん(低解約返戻金型)』
- 特徴:払込期間中の返戻金を抑えて保険料を割安に。払込後は返戻率アップ。
- 教育費終了後の老後資金準備に適している。
アフラック 『かしこく備える終身保険』
- 特徴:バランスの良い掛け捨てではない終身保険。保険料と貯蓄性の両立。
オリックス生命 『終身保険 RISE』
- 特徴:シンプルで保険料も抑えやすい人気商品。
メットライフ生命 『つづけトク終身』
- 特徴:最低利率保証があり、資産形成要素も強い。
三井住友海上あいおい生命 『&LIFE 終身(低解約返戻金型)』
- 特徴:払込後に保障内容の見直しができる柔軟性が魅力。
6. 掛け捨てではない保険を選ぶメリット・デメリット
メリット
- 払った保険料が将来戻る
- 老後資金の準備ができる
- 死亡保障と資産形成を両立できる
デメリット
- 掛け捨てに比べて死亡保障額が少なくなる
- 保険料が割高
- 途中解約すると元本割れする期間がある
7. まとめ
45歳男性・既婚・子ども3人というケースでは、まだまだ教育費の負担が大きく、同時に老後資金も準備したい時期です。
月15,000円の予算であれば、
- 終身保険+医療保険
- 低解約返戻金型終身保険+収入保障保険
のような組み合わせが現実的です。
掛け捨てを避けることで、将来の返戻金や老後資金としての役割も期待できます。ただし、保障額をどこまで確保するかは家計状況や教育プランによって調整が必要です。
最後に、健康状態(メタボ指摘あり)によっては引受条件や保険料が変わる可能性があります。複数社でのシミュレーションと比較を行い、ご家庭に最適なプランを選んでください。
本記事を読んで「自分もどの保険が合うか知りたい」と思った方は、保険相談窓口や各社のシミュレーターを活用するのがおすすめです。
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