
米国のハイテク・AI関連銘柄は世界中の投資家から注目されています。その代表格ともいえるのが「FANG+(ファングプラス)」です。AppleやAmazon、NVIDIAといった世界をリードする企業にまとめて投資できるため、近年ますます人気が高まっています。
しかし、多くの日本の投資家が最初に抱く疑問は「FANG+に日本から投資できるのか?」という点です。実は、日本の証券会社を通じて投資信託や海外ETFを購入することで、誰でも簡単にFANG+関連銘柄に投資可能です。
本記事では、
をわかりやすく解説していきます。
FANG+とは?なぜ注目されているのか
FANG+は、米国を中心とした成長著しいテクノロジー・インターネット関連の企業群で構成される指数です。
構成銘柄
- Apple(アップル)
- Amazon(アマゾン)
- Meta(旧Facebook)
- NVIDIA(エヌビディア)
- Alphabet(グーグル)
- Microsoft(マイクロソフト) など
これらの企業は、AI・クラウド・EV・半導体といった今後も世界的な成長が見込まれる分野をけん引しています。個別株として買うにはリスクもありますが、ETFや投資信託を利用すれば分散投資が可能で、安定したリターンを狙いやすいのが特徴です。
日本で買える代表的なFANG+関連商品
iFreeNEXT FANG+ インデックス(投資信託)
大和アセットマネジメントが運用する投資信託で、日本の主要ネット証券(SBI証券、楽天証券、マネックス証券など)から簡単に購入可能です。
- 少額から投資可能:100円から積立できる
- 新NISA対応:つみたて投資枠・成長投資枠で利用可能
- iDeCo一部対応:SBI証券などではiDeCo商品としても選択可
- 為替ヘッジなし:ドル円の動きが基準価額に影響
初心者にとっては、「手軽さ」「少額投資」「積立可能」という点で非常に人気があります。
米国ETF(海外ETF)
米国市場に直接上場しているETFも、日本の証券会社経由で購入可能です。新NISAの成長投資枠を使えば非課税メリットを受けながら運用できます。
代表的なETFは以下の通り:
- QQQ(Invesco QQQ Trust)
NASDAQ100に連動するETF。FANG+銘柄を多く含む。
- VGT(Vanguard Information Technology ETF)
米国ITセクター全体に投資可能。信託報酬0.1%台と低コスト。
- XLK(Technology Select Sector SPDR Fund)
S&P500の中からテクノロジー銘柄をまとめたETF。
これらは米ドル建てでの投資になるため、為替リスクはありますが、信託報酬が安く長期投資向きです。
日本の証券会社ごとの取扱い比較表
証券会社 | iFreeNEXT FANG+ | 米国ETF(QQQ・VGTなど) | 新NISA対応 | iDeCo対応 |
---|---|---|---|---|
SBI証券 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
楽天証券 | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ |
マネックス証券 | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ |
「投資信託はどの証券会社でも買えるが、iDeCoで選べるのはSBI証券のみ」という違いがポイントです。
どの商品を選ぶべき?(投資スタイル別おすすめ)
① 初心者・少額から始めたい人
◆ iFreeNEXT FANG+ インデックスがおすすめ。
- 1円から積立可能
- 新NISA(つみたて枠)で利用できる
- ドルの影響を受けるが、分散投資に最適
② 本格的に米国ETFで運用したい人
◆ QQQやVGTがおすすめ。
- 信託報酬が低い(0.1%前後)
- 配当をドルで受け取れる
- 成長投資枠で長期運用に適している
③ 新NISAを活用して効率的に資産を増やしたい人
◆ iFreeNEXT FANG+ + 米国ETFの併用
- 投資信託で積立、ETFでスポット投資
- ドル建て・円建て両方で分散できる
- 為替リスクも分散可能
まとめ
- FANG+はAI・テクノロジー分野の成長株をまとめた魅力的な指数
- 日本でも「iFreeNEXT FANG+(投資信託)」や「QQQ・VGT(米国ETF)」を通じて投資可能
- 新NISAを活用すれば、非課税メリットを得ながら効率的に投資できる
- 初心者は投資信託、経験者はETF、両方を組み合わせるのも戦略の一つ
FANG+銘柄は今後もAI・クラウド・EV・半導体といった成長市場をリードしていく存在です。日本の投資家も、正しい商品選びとNISAの活用で、その成長の恩恵を受け取ることができます。
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