結論:掛け算の法則で、スキルがあっても論理思考スキルがなければ無意味。
~思い込みを捨て、論理的に説明できるようになればビジネスは成功する~
論理的に説明できるようにする
🔲問題:下記ラーメン屋の売上と利益はいくらでしょうか?
- 座席数:13席
- 場所:浜松町駅近く
- 従業員数:3人
- ラーメン価格:650円
実は正解はありません。
リアルな売上と利益なんて正直誰にもわからないですよね。実はここで大事なのは結果ではなく、出した答えの考え方の正解・不正解を見ることなのです。
これを『フェルミ推定』といいます。
論理思考とは、上記の表のように要素分解していけばいいのです。
このようにフレームワークさえしっかり作っていれば正解です。
🔲なんとなくではダメ
商売を始めるうえで
『なんでこの立地?』
『何で〇〇なんですか?』
などの問いに論理的に説明できるようにすることが大切です。
顧客視点を論理的に証明・追求することがビジネスでは最重要です。
コピル二クスの地動説思考がビジネスでは最重要
天動説・・・地球は宇宙の中央で動かずにおり、諸天体がその周りを動いているとする説。
地動説・・・太陽が地球を回るのでなく、地球が太陽のまわりを回るという説。
ここでいう『天動説』とは、思い込みで、自己中心的な考え方ということです。
それと反対なのが『地動説』で、思い込みで判断するのではなく、きちんと周りをみて、事実にもとずく考え方ということです。
思い込みを捨て、視野を広くし、データに基づく事実が必要です。
🔲人は物事をドラマチック化してしまう習性がある。
問題:世界中でインフルエンザの予防接種を受けられない子供は下記のどのパーセンテージでしょうか?
答えは、20%です。
多分みなさんは、今まで色々なニュースを見ているため、もっと高いパーセンテージを考えたと思います。
しかし、実際は80%の子供たちが予防接種を受けられているのです。
このように、私たちは日々テレビなどからネガティブなニュースを見ているうちに、悪いイメージを刷り込まれているのです。
それでは次に、捨てなければいけない思考、『分断思考』と『ネガティブ思考』を説明していきます。
分断思考
人は何事も2つに分けたがります。
しかし、この世界はそんな単純にわけることはできません。
2つに分けてビジネスを考えていると必ず失敗します。そのため『分断本能』をなくすことが重要で、中間思考のグラデーションの理解が必要不可欠なのです。
例えば、あなたが飲食店をやりたいとします。
多分あなたは、立地を考えた時に交通量が多いところがいいところで、交通量が少ないところはダメと考えると思います。
この分断化だけで商売を始めては絶対に失敗します。
上記図のように、分断化したものを細分化してグラデーションを考えてみることをしなければいけません。
そうすることで、分断化だけしたときとは違った見方が見えるようなります。
ビジネスで大切なことは、いくら売上げるのではなく、いくら利益を残すかが大事なのです。
ネガティブ思考
人はネガティブなことに反応します。
この思考をメディアはうまく操っているのです。(ネガティブセンサー)
🔲例:ソフトバンク通信障害で携帯契約数5日間で1万人解約
というニュースが流れたが、実際はどうなのか?
国内は全部で1億7,000万回線あり、そのうち23%がソフトバンクで約3,910万回線がソフトバンクだそうです。
年間解約率が2%なので、782,000回線が年間で解約していることになります。
782,000回線の解約を365日で割ったら、1日当たり2,142回線解約となり、2,142回線の解約を5日間とすると10,712回線となります。
ここで気づくはずです。ニュースの解約数と、通常の解約数が近い数字となっているのです。
そうなんです。通信障害で解約数が増えたわけではありませんよね。
このようにメディアは、通常起こっていることをネガティブに報道してしまうのです。
これは見ている側にも悪いところはあります。
しかし、この真実とは異なる報道に惑わされないようにしなければなりません。
そのため、
自分の目に入るものは全て疑ってみる。
⇩
下調べする。
⇩
事実がわかる。
⇩
データにできる。
⇩
ビジネスが成功できる。
メディアの裏付けというものがとても重要です。
自分の感情や感覚を定量化して証明することが重要となるのです。
まとめ
- 顧客視点を論理的に証明・追求することがビジネスでは最重要。
- 思い込みを捨て、視野を広くし、データに基づく事実が必要。
- 分断化したものを細分化してグラデーションを考えてみる。
- メディアに惑わされるな。自分の感情や感覚を定量化して証明することが重要。
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