損益計算書の見方は前回の記事でよくわかりましたが、今度は作成方法を知りたいです。できればエクセルで数字を打ち込めば、数値がでるようにしたいんですが難しいでしょうか?
こんな悩みを解決します。
前回の記事で損益計算書の見方はわかったと思います。そのためこの記事では、これから新規事業を立ち上げたい、今後の勉強としてどうやったら作成できるか知っておきたいという方向けに、作成方法をわかりやすく解説していきます。
ちなみにエクセルが用意できない人でも、Googleのスプレットシート(無料)を使えばエクセルとほぼ同じことができるので使ってみてください。
尚、実際のスプレットシートを下のボタンから見ることができるのでよかったら見てください。
*この表を見るには、Googleドライブが必要です。Googleアカウントを持っていないという方は、下記記事の『Googleアカウントの追加方法』を参考にしてください。
売上予測表の作成
まずは、売上げ予測表の作成です。今回はレストランの例で作成しております。
大きな項目として『売上』と、今回はレストランなので『ランチ』と『ディナー』を作成し、また『その他』の欄で本業以外の収益についても記入できるようにします。
まずは本業の『ランチ』と『ディナー』ですが、各月の売上を算出しますので、セルに計算式を入力してください。入力する計算式は下記となります。
1か月の売上=客単価×来店数/日×営業日
これを単月のセルに入力したら、他の月にもコピーしてください。
その他の欄は『夜勤BAR貸出』や、『店舗売却』などの本業以外の収益見込みを入力します。
全て入力したら、総費用を合計して売上予測表はここで終了です。
費用予測表の作成
次に、予測コスト表の作成です。レストランを運営するのにかかる費用を予測していきます。
予測コスト表は、まず大きな項目で『全体費用』、『変動費』、『固定費』、『変動費・固定費以外』(『特別出費』、『利息』など)で分けていきます。
売り上げ(生産量・販売量)に比例して増減する経費のことを言います。 「可変費」と呼ばれることもあります。 具体的には原材料費や仕入原価、販売手数料などが変動費にあたります。
売上の増減にかかわらず発生する一定額の費用のことです。 固定費に該当する具体的な費用には、人件費、地代家賃、水道光熱費、接待交際費、リース料、広告宣伝費、減価償却費などがあります。 会社が事業を営むにあたっては、製造・販売などの操業をしていなくても、必ず支払いが発生する費用があります。
変動費の算出ですが、予測時は、業界の比率を上手く使って算出しましょう。
今回のレストランであれば、売上げにおけるドリンクの割合は、8%程度、フード仕入れは22%程度なので、
ドリンク仕入れ = ランチ+ディナーの売上げ × 8%
フード仕入れ = ランチ+ディナーの売上げ × 22%
となります。
固定費については、先にも説明したように、『家賃』、『人件費』、『設備』などといった売上の増減にかかわらず発生する一定額の費用を入力していきます。
その他については、本業以外に発生した費用を入力してください。
全て入力したら、総費用を合計して費用予測表は終了です。
損益計算書の作成
売上予測表と、費用予測表ができたら、いよいよ損益計算書を作成していきます。
損益計算書の項目を上記のように記入していきます。
次に先ほど作成した売上予測表と、費用予測表の数値を各項目に入力していきますので、前回の記事の計算方法を参考に計算式を入力していきます。最終的に当期純利益までだせれば損益計算書は終了です。
また、今回は予測表でしたが、実績値を入力しても使えますのでぜひ使用してください。
尚、今回の詳しい計算式等を知りたい方は、下記ボタンからGoogleスプレットシートで作成した表を見ることができるので参考に見てみてください。
*この表を見るには、Googleドライブが必要です。Googleアカウントを持っていないという方は、下記記事の『Googleアカウントの追加方法』を参考にしてください。
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