
はじめに
2024年からスタートした「新NISA制度」は、投資初心者でも安心して長期的に資産形成ができる仕組みとして注目されています。
特に大学生や若い世代が18歳から利用できるようになったことで、「子供にいつからNISAをやらせるべきか?」という疑問を持つ親御さんも増えています。
本記事では、大学1年生(18歳)のお子さんにNISAを始めさせるべきタイミング、おすすめの商品(投資信託)、実際のシミュレーション結果をわかりやすく解説します。さらに、資産形成に欠かせない複利の効果についても紹介します。
大学生から新NISAを始めるメリット
1. 時間を味方につけられる
投資において最大の武器は「時間」です。大学1年生の18歳から積み立てを始めれば、30年、40年と長期間の運用が可能になります。複利の力が最大限に発揮され、少額の積立でも大きな資産に育ちます。
2. 金融リテラシーを早く身につけられる
大学生のうちに投資を体験することで、社会人になった時にお金の扱い方や資産形成の重要性を理解できるようになります。これは一生の財産になります。
3. 親のサポートで安心して始められる
まだ収入が少ない大学生でも、親のサポートがあれば月5,000円〜1万円程度の積立が可能です。早めに慣れておけば、就職後に自然と投資を継続できます。
おすすめの証券会社
大学生でも口座を開設しやすく、手数料が安く、使いやすい証券会社がおすすめです。
- SBI証券:商品ラインナップが豊富、クレカ積立でポイント還元あり。
- 楽天証券:楽天カードでの積立がお得。楽天経済圏ユーザーにおすすめ。
- マネックス証券:米国株取引が強い。海外投資に関心がある場合に有利。
まずは SBI証券か楽天証券 を選べば間違いありません。
私は楽天証券で新NISAを利用しています。ポイントが付与されるため、楽天経済圏での買い物にも活用でき、大変重宝しています。
大学生におすすめのNISA商品(投資信託)
1. 全世界株式型(安定重視)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
これ1本で先進国から新興国まで世界中に分散投資できます。初心者は「迷ったらこれ1本」でOK。
2. 米国株式型(成長重視)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
世界経済をけん引してきた米国株に集中投資。リターンが高い一方で、米国依存リスクもある点は注意。
3. FANG+(スパイス的に少額)
- iFreeNEXT FANG+インデックス
Meta、Amazon、Apple、NVIDIAなど成長企業10社に投資。値動きが大きいため、資産の一部(5〜10%)にとどめるのが無難。
おすすめの組み合わせ例
① シンプル重視
- 全世界株式 100%
② 成長重視
- 米国株式 100%
③ バランス型(おすすめ度◎)
- 全世界株式:70%
- 米国株式:20%
- FANG+:10%
30年間シミュレーション(毎月1万円積立)
| 投資スタイル | 30年後の資産額 |
|---|---|
| 全世界株式100% | 約830万円 |
| 米国株式100% | 約970万円 |
| 分散バランス型 | 約910万円 |
毎月3万円積立なら?
| 投資スタイル | 30年後の資産額 |
|---|---|
| 全世界株式100% | 約2,456万円 |
| 米国株式100% | 約2,938万円 |
| 分散バランス型 | 約2,683万円 |
投資額を増やすだけで、資産形成スピードが一気に加速します。
【大学生→社会人】1万円から3万円に増額した場合
大学在学中は収入が少なく、無理のない範囲で「月1万円」。
就職して安定した収入を得られるようになったら「月3万円」に増額したケースを想定します。
| 投資スタイル | 30年後の資産額 |
|---|---|
| 全世界株式100% | 約1,633万円 |
| 米国株式100% | 約1,891万円 |
| 分散バランス型 | 約1,756万円 |
大学生のうちに少額でもスタートしておくことで、社会人から始める人との差が大きく広がります。
複利の効果とは?
「複利」は、投資で得た利益を再投資することで、利益がさらに利益を生む仕組みのことです。
例:
- 年5%の利回りで100万円を運用
- 1年後 → 105万円
- 2年後 → 110.25万円(5万円ではなく5.25万円増加)
長期になるほどこの差が大きくなります。大学生から始めれば、40代・50代には大きな複利効果を実感できるでしょう。
まとめ
- 大学生(18歳)からNISAを始めるのは非常に有利
- 証券会社は SBI証券 or 楽天証券 がベスト
- 投資信託は 全世界株式が基本、米国株やFANG+はお好みで追加
- 大学時代は「月1万円」でもOK。就職後に「月3万円」に増額すれば、最終的に1,600万〜1,900万円の資産形成が可能
- 複利の力を活かすために「早く始めて、長く続ける」ことが重要
大学生のうちから少額でもNISAを始めることで、将来の資産形成に大きな差が生まれます。
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